2017年03月28日

有名な足のうら (3/28)

BUNNY GRASSです。




さあ、今日はここ。







ソアホック1.jpg








足の裏ですね。





足底皮膚炎といいます。




「ソアホック」と呼ばれているやつです。








この病気の発症メカニズムは最初は菌の感染ではなく




足根部への持続的な圧力が原因となります。




そこからの血行不良、虚血性壊死。




さらにそれに続くのが細菌感染です。



そのため治療は抗生物質を服用するだけでは足りません。



圧力の分散、軽減を考慮しなくてはならないのです。



ややこしいようですが重度の場合は確かに抗生物質は必須。




特に膿瘍を形成してしまうとさらに大変です。




骨膜炎や最悪な骨融解まで進んでしまうこともあるのです。




こんな時も見るべきは食欲。




食べていなければそちらの治療も必ず取り組む必要があります。



ソアホック前 - コピー.jpg






前肢に発症した場合は治療が大変なこともありますが、




食べていれば頑張れます!





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2017年03月27日

続・臼歯を評価する (3/27)

BUNNY GRASSです。





寒いと急患が増える小動物診療。




今夜も看護から離れられません。








臼歯を評価するときは




もちろん見た目も大事なのですが、




今の状態はどうなのか?




というのが極めて重要です。




どういうことか?






てん.jpg




こんな歯が見えた場合。




明らかに二番目が歪んでいますね。




でも、いつからなのでしょう?




「二週間前は正常だった」




この場合ならあらかじめ処置をしておくのは正解かもしれません。




伸び続けてしまって口の中を傷つける可能性があるからです。




「最近口をくちゃくちゃしている」




これならばもう有症状ですから要治療です。






実際は・・・・




まず初診でした。つまりいつからこの状態だったかわかりません。



次に症状がありません。食欲旺盛です。



この場合、当院ではまず、治療からは入りません。



何もせずに経過観察です。2~4週間後に再チェックします。



次回のチェックが最重要です。



ここは同じ獣医が見た方がいいです。同じ目ですね。



この時にどれくらい変化しているかで方針がおおむね決まるのです。



だから初めて見た歯で、



「うーん、なんか形が悪いね、とりあえずちょっと切っときましょう」



なんてことはありません。



そのままで問題なく使えた歯を人為的に狂わせてしまう可能性があるからです。



やっぱり手をかけなくてよいものは



やらないに越したことはないと考えています。



でも、これも病院の方針それぞれです。





例えば通院がどうしても長い間できないとかでは



あらかじめ切っておいた方が良いなんてこともあるわけです。



あれ、ここでもやっぱりケースバイケースですね。







一言でどっちがいいと言えない難しさを少しでもわかっていただけたらと、



続きます!






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2017年03月26日

臼歯を評価する(うさフェスより) (3/26)

BUNNY GRASSです。





さくら像の記念式典は柴又駅前ヤバいことになっていました・・・





さてうさフェス回顧。





臼歯の話続きます。




ウサギの臼歯は縦に並んでいて




かつ顎がパカッと開かないために




覗き込むしか見る方法はありません。




もしかしたらあくびの仕草の時にたまたま見えたことがある




なんて方はいるかもしれませんが




ほんの一瞬ですから医学的評価はさすがにできないと思います。





こうやって見る。




奥歯観察.jpg




姿勢は仰向けのこともあるし伏臥位のこともあります。




これはどっちが優れているということではありません。





ただし、ここまでの過程に進めない(検査が難しい)




ケースもあるのです。




呼吸器疾患を抱えている(呼吸停止が起こることも)

潜在的に心疾患、腎疾患(見えないのでやっかいです)

極小個体(特にネザー900ℊ未満)

暴れる(押さえつけるとかえって危険です)



このあたりが非常に注意を払わなければいけない素因です。




できたとしてもそれでも視界はやっぱり狭いので




非常に診断は難しいのです。



診断ができなければ当然治療は不可能です。



いたずらに口の中に刃物を入れても事態は悪化するばかりです。



そのため麻酔下の治療を選択した方が安全なことも多いのです。




麻酔下奥歯.jpg



視界がこれだけ広がります。



すなわち、より丁寧・確実な治療を施すことができるのです。








ただし!こちらのほうがいいという答えではありません。



やっぱりケースバイケースです。





このへん、続きます!















posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(1) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする