2016年12月31日

ゆく2016年

BUNNY GRASSです。



当院は本日午前中までの診療、



年始は1/4の9:00からです。



宜しくお願い致します。









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ゆくサル。








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くるトリ。







posted by BUNNY GRASS at 07:08| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月30日

腎不全を考えるA慢性腎不全の検査の@

BUNNY GRASSです。




夜間看護中・・・・




当院は年末は31日の午前まで。


年始は1/4の9:00からです。






さあ、腎不全の続きです。

もう一度。




腎臓イラスト.jpeg



黄色矢印が腎臓ですね。



ここが壊れてしまうと毒素である尿素窒素を



体外へ排泄できません。






腎臓が変性、萎縮など正常な構造が


時間の経過とともにじわじわ進行してしまう・・・


これが慢性腎不全です。


ネコで多いやつがこれです。







症状としてはイヌネコでは代表的なものに



多飲多尿が挙げられます。



文字どおり、いっぱい飲んでいっぱい出すことです。



しかし、ウサギやモルモットではこの代表的症状である



多飲多尿がはっきりとは現れません。



もう一つ、イヌネコ症状では嘔吐がよくあります。



毒素が身体を回ってますから気持ち悪くて吐いてしまうのです。






そう、お気づきですか?








ウサギやモルモットは吐くことができません。



だから症状を見つけるのが難しい、



すなわち発見が遅れることになりかねないのです。



見つけるためには血液検査が必須です。





え?尿検査が良いって?



おそらくそう思われたのはイヌネコの先生や



勉強がすすんでいる(!?)獣医学生でしょう。



その通り。尿検査は動物に最も負担のない検査法です。



ストレスに弱い小動物では大事に考えてあげたいポイントですね。



腎臓はおしっこをつくるところなので



尿を検査すれば良いのです。



・・・・




・・・・




・・・・イヌネコでは!










いっぽうウサギやモルモットは


イヌネコと尿の性状が全く異なるために尿検査では


腎不全の正確な診断はつきにくいといっていいでしょう。


特に尿蛋白は腎不全の指標として重要ですが


ウサギやモルモットなどの草食獣では


アルカリ尿であるためもともと尿中に蛋白が検出されます。


尿比重(おしっこの濃さ)も通常は


慢性腎不全だと低くなる(薄いおしっこがたくさん出る)


ことが一般的ですが、ウサギ、モルモットなどでは


尿にカルシウム成分をたくさん含むために


数字上は尿比重は低く計測されません。






ではどうしたらよいか?



続きます!





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文章だらけなのでとりあえずの画像。





posted by BUNNY GRASS at 04:42| Comment(2) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

腎不全を考える@高窒素血症

BUNNY GRASSです。




ただいま夜間看護中です。





ウサギやモルモット、チンチラ、フェレットなどの



病気の進行はなぜ早いのでしょう。



身体が小さいから?


治療が限られるから?


もちろんそれもありますが


もう少しひも解いてみましょう。


まずは腎不全と呼ばれる病気です。


何回かにわたっての掲載になると思います。


犬猫メインの若手獣医師や獣医学生も必見です。





まず、腎臓はおしっこをつくる臓器ですね。


腎臓では老廃物の排泄や水分、イオンのバランスをとっています。


他にも血圧の調整や造血機能にも関わっている


動物が生きていくためには超々重要なパーツです。


ペットの動物ではネコがかかりやすく、どこの病院にも


慢性腎不全での点滴通院や尿路閉塞による急性腎不全で緊急入院


なんてネコちゃんが当たり前にいると思います。



腎臓イラスト.jpeg



これはネコの腎臓のイラストです。


もちろん動物によって細かいところは異なりますが


おおむね似ています。



腎不全で問題となるのが高窒素血症というやつで、


体外へ排泄されなくてはいけない


身体にとって毒素である尿素窒素が


血液中に蓄積されてしまう状態です。


これらのカテゴリーの一つとして


腎前性・腎性・腎後性に分ける分類があります。


イラスト中の黒矢印・黄矢印・その他の矢印の部分です。


なんだか難しいような言葉ですが、


今の状態はいったいどこが発端なんだという分類です。


腎臓を中心と考えて、腎臓そのものがダメ(腎性)、


腎臓より前の血管(血流)がダメ(腎前性)、


腎臓より後ろ(尿管・膀胱・尿道)がダメ(腎後性)


という分け方です。


色々な検査をすることでそれらを追求するのですが


ここにもまた小動物ならではの難しさが潜んでいます。



また続きます!




えっ?



鳥はどうなんだって?



いいところに気が付きましたね!


鳥はおしっこが尿素ではなくて尿酸なので


また微妙に違うのです!




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それもやります!


いずれ・・・



posted by BUNNY GRASS at 00:05| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする