2017年04月10日

オウム病を知っておこう (4/10 鳥)

BUNNY GRASSです。




ニュースが配信されたためか、午後から電話が鳴りやみません・・・





情報が錯綜しないためにも、少々の知見をここに記しておきます。





あくまで診察室で家族たる鳥を診ている獣医師目線と思ってください。







オウム病は検査することができる






人獣共通感染症であるオウム病(クラミドフィラ・シッタシ感染)は




100種類以上の鳥で感染することが知られています。




人への感染ルートは




鳥の糞便が乾燥し、その微塵を吸引することがメインルートと言われています。




口移しの給餌やケージの掃除でも感染はあり得ます。



そのため日常生活で特別なことをしなくても



感染する恐れはあるということになりますが、



ここで知っておきたいのが



そもそもその鳥がオウム病を保有していなければ



人への感染機会は無くなります。



今はPCR検査と言って、病原体のDNA・RNAを増幅させて検出するという



非常に精度の高い検査方法が存在しますので



心配な方は検査しておくことをお勧めします。





オウム病は治療することができる







過熱な報道で心配な点が不治の病であるがごとく




紹介されてしまうこと。




この鳥のオウム病にはある種の薬が効果が高いことが知られています。




実際に当院でオウム病と診断され、




治療を施した鳥の多くが検査陰性となっています。



臓器の傷害が重篤になってしまった場合は回復は難しいことがあります。



やはり早期に取り組むことが重要なのです。





P1010307.JPG







ひとまずこの二点だけ知ってください。







人獣共通感染症は確かに怖いものだけど、



正しい知識をもてばいいのです。




ウサギのツメダニ
フェレットのインフルエンザ
モルモットの皮膚糸状菌
ミドリガメのサルモネラ
熱帯魚の抗酸菌症


聞いたことあるこれらの病気、



ぜんぶ人獣共通感染症。それでも対処法はあるのです。






posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする