2019年03月31日

講習会より C尿道結石 (3/31 ウサギ)

BUNNY GRASSです。






講習会の続きです。





ウサギの体内でつくられる結石は

つくられた場所、とどまっている場所によって

病気の重さが変わってくることがあります。






先日の膀胱結石は症状を出さないことすらあります。

健康診断でたまたま見つかることがあるというのが

それを証明しています。




ところが絶対ダメなのがこちら。





尿道結石.png






白いのが写っているというのは尿石症では同じです。

しかしどこに写っているでしょう。

まるで皮膚にくっついているように見えますが

これは尿道結石。

膀胱から体外へ尿を排出するルート上に詰まってしまっています。

これは超危険です。

食欲がないどころか

排尿が全くできず、尿毒症という状態で

みるみる衰弱していくことがほとんどです。

半日で亡くなってしまうことすらあるのです。









尿道結石大.jpg




これも病名は同じですが

より身体の外から遠い位置に石があります。

この場合の処置は本当に大変です。

たいがいのケースで腎不全を併発していますから

命を懸けた手術になってしまうのです。




膀胱結石を無症状だからと放置しているケースで

このようなことになってしまうことも少なくありません。




定期的な健康診断がとても有用な疾患です。













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2019年03月30日

オカメインコのバリエーション (3/30 鳥)

BUNNY GRASSです。










当院で診ている小動物は人気の流行りというものが

どうしたってあるのですが(良い悪いではなく傾向として)、
(でもそれは犬猫でもあることですね)

品種関係なくずーっと根強い人気なのが

オカメインコです。









P1170435.JPG



伊藤ちゃん再び。








もともと飼育頭数の多いオカメではありますが

すごい珍しい品種は別として、

ノーマルでもルチノーでもパールでも

パイドでもホワイトフェイスでも

特別流行っているなあというのは

あまり感じません。だいたいみんな同じくらいの頭数です。

当院だけでしょうか。






他の鳥に比べて肥満気味のコの診察機会が多いです。

特にオカメは肥満の個体が潜在的に

肝疾患を抱えてしまうケースが少なくありません。





鳥の減量は大変ですが

病気の治療はもっと大変です。

減量プラグラムについては個々によって

かなり異なりますので診察室でご相談ください。








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2019年03月29日

講習会より B膀胱結石 (3/29 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







先日の東京ラビットクラブ講習会の続きです。











ウサギの膀胱結石は非常にポピュラーな病気として

獣医学書をはじめ、飼育書、雑誌等によく掲載されています。

良く載っている理由として頻発する病気であることはもちろんですが

思うに、かなりインパクトのある画像が

検査で得られるからでないでしょうか。





検査をするとこういうのが発見されます。



膀胱結石.jpg






結石はカルシウムで組成されています。

レントゲンで動物の身体で最も白くうつるのは

骨です。そう、カルシウムです。

なので必ずレントゲンでうつりこんできます。






膀胱結石 - コピー.jpg



もちろんここですね。

これがヒトやイヌやネコだとうつらない結石もあります。

他の方法で診断しなくてはならないのです。





じゃあ、ウサギの方が楽かというと

なかなかそうは言えません。

ウサギの結石は溶解させることができないので

治療選択肢が手術一択となるのです。
(ほっておくという方法は時と場合によって選ばれることはあります)




この膀胱結石、かわいそうなようですが

もっとひどい結石もあります。

結石形成のメカニズムは一緒ですが

どこに形成されるかでウサギのダメージが異なるのです。




続きます!



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