2019年04月21日

ウサギの奥歯の評価法 (4/21 ウサギ)

BUNNY GRASSです。








ウサギの奥歯、臼歯の不正咬合は

毎日必ず診察室で遭遇することのある

多発してしまう疾患の一つです。

どの本にも載っているようなとても有名な疾患ですが

症状のでかたは非常に様々であり、

コントロールの難しい病気の一つです。






治療するためには診断が必要ですから

適切な評価がなされないといけません。

これが難しいのです。治療よりも難しいかもしれません。




ここのところ

「自分でのぞいている」

「ルーペを使って大丈夫なのを確認している」

といった方がいましたが

なかなか難しいのではないかと思います。
(実際にそのウサギ、不正咬合がありました・・・)

ウサギはカバのような口の開け方をしません。

あくびをした瞬間に遭遇することができた場合、

手前の何本かは観察することができるかもしれません。





当院の歯のチェック道具は専用というわけではなく鼻鏡を用いています。

理由はいろいろと細かいところがあるのですが

マニアックすぎるポイントなので・・・
(獣医師向けセミナーではお話ししています)






実際にのぞいてみると









P1170359.JPG






歯が見えます。

でも障害なのかどうかわかりません。





ちょっと手首をひねると






P1170360.JPG





これは形の悪そうな歯です。





もう少し評価します。手首をさらに1センチずらすと。









P1170362.JPG





けっこうな長さで尖っていますね。






さらにもう少し。




P1170361.JPG





これが一番の画像です。







伸びた長さがしっかりとわかり、

歯の先端付近にベロの傷が見えています。






「臼歯が過長して軟部組織を傷害する」




という不正咬合の病態とダメージ具合を

同じ画面で分かるようにしたものです。





ここから治療に入っていきます。





posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(1) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする