手ごわい膿瘍 （10/25 ウサギ）

BUNNY GRASSです。









ウサギの膿は性質が独特で

非常に固く、粘土のような性状をしています。





この性質こそが治癒しにくい

非常に手ごわい病気として知られている理由なのです。











膿瘍は固い壁に囲まれているので

薬が届きにくいのです。

そのため貯留してしまった場合は

まずは外へ出してしまわないと

治療効果は望めません。




長い治療になってしまうこともありますから

治療方針をよーく相談してください。

ハタタテダイ薬浴中 （10/24 熱帯魚）

BUNNY GRASSです。










観賞魚の感染症の治療は

薬剤を飼育水中に溶かし込んでエラから

薬を吸収するという方法がとられます。

これを薬浴と言います。














これくらいの大きさだと

注射をしたりすることも可能です。

むずかしい歯 （10/23 ウサギ）

BUNNY GRASSです。











ウサギの歯の治療というのは

個体個体によって歯の形状が異なりすぎて

とても難しいのです。





伸びてしまって傷害を与えている歯を

切ればいいわけですが、

なかなか一言で済むようなケースばかりでもありません。













このケースでは。






食欲不振です。

よだれが出ています。

口を気にしてくちゃくちゃやっています。

おやつみたいな好物は食べるそうです。




これ、やはり不正咬合を疑う経過です。

でもどうしてもわからないので

麻酔下で調べることになりました。














この矢印の歯で全くその後ろの歯が見えません。

見えないのに治療はできません。




麻酔をかけてさらに角度を変えて観察すると

やはり鋭く伸びた歯がベロを裂いていました。



治療後にはすごい勢いで食べ始めましたので

相当痛かったのではないかと思います。




こんなケースもあります。