毎日のように報道で目にする耳にするワクチン副反応。
獣医療においても予防接種はありますので
ワクチンアレルギーについては教科書にも記載があります。
小動物の分野ではフェレット。
ジステンパーの予防のためにワクチン接種が推奨されています。
フェレットのワクチンアレルギーは発生率は低いとされていて
フェレットを診察する獣医師でも
「遭遇したことがない」
などということも多いほど。
それなのに犬のワクチンアレルギーよりも
ずっとずっと重篤なことがあるために
注意が必要です。
症状としては犬では顔がパンパンに腫れる
というのが有名ですがフェレットでは至極まれです。
フェレットでは虚脱・血圧低下・徐脈・血便などが見られます。
予測は不可能ですのでもしもの対応のために
早い時間の接種が推奨されます。
(夜に発症してしまうのを防ぐため)
これが何気ない事ですがとっても重要です。
怖い話が出ましたが
ジステンパーウイルスは
フェレットでは致死率100%と言われていますので
接種はやはり推奨されます。