ウサギの歯の治療の盲点ともいえるケース。
と言いつつもそんなに大袈裟なものではなく
見落としやすい観点です。
歯の治療が済みました。
不正咬合による食欲不振ならば
これで治療完了のはずです。
ところが
歯を治療したとしても
損傷したベロの傷はその場で治癒しません。
なのでまだ痛みは継続しているということです。
ここから。
治療前は口を動かせば動かすほど
尖った歯がベロに当たります。すごく痛いです。
もちろん、治療して削った後は当たりません。
この痛みの程度で食欲が回復するコ、
傷が癒えていないからまだ食べないコ
と様々です。鎮痛剤を使ったりすることもあります。
さらに不正咬合で食欲不振の時間が長かった場合は
二次的に他の病気を発症してしまうことがあります。
代表的なのは鼓腸症や腎不全です。
こうなってしまうと歯を切っただけでは
治療は完了していません。プラスアルファの治療が必須です。