BUNNY GRASSです。
鳥の肝臓の病気はさまざまな種類があって
急性の肝炎のようなあっという間に進行してしまうものや
慢性の脂肪肝のようなものまでヒトと同じような病名がつきます。
ただし、正確に病名まで確定診断を下すことは
非常に難しく、鳥を診察する獣医師にとって
悩ましい問題なのです。
血液検査やレントゲン、ときに遺伝子検査、CT検査まで動員します。
確定診断に至らなくても治療をスタートしなくては
間に合わないことも多いので
かかりつけの先生と相談をしながら
治療をすすめていくといいと思います。
一番重要なのはやはり食べること。
食欲がゼロでは薬だけでは治すことは難しいです。
体重のチェックと食欲を同時にみてあげてください。
肝疾患を疑うコはクチバシに変化がみられることがあります。
ウサギの不正咬合とは発生理由が異なりますから
ただ短く切るだけでは再発します。
大変ですが地道にケアをしていく必要があるのです。
食欲が安定すれば日常のケアは難しくありません。
ちなみにこのコは病気宣告後、病院に捨てられていきました。
とても元気にしています。