ウサギの急性胃拡張が多発しています。
ここのところ診ない日は1日とてありません。
急速に進行し、命を脅かすものですから
すぐに対応してあげたい病気です。
まず、ウサギは食べません。食欲はゼロになります。
通常、排便もありません。
食べなくて出ないのは消化管運動の停滞を意味します。
めちゃくちゃ痛いのでウサギは動きません。
動いても姿勢を変えるなど不自然な動きになります。
おなかのマッサージは厳禁です。とどめを刺してしまうこともあります。
おうちでやってあげられることは保温です。
循環不全によって体温が低下しますので
そのフォローがとても大切です。
これ、すごく重要です。
家でやってあげられる方法としても
獣医学的に見てもとても重要です。
大切なので繰り返しました。
それ以外の応急処置は難しいです。
内服や強制給餌は逆効果になることもありますので
保温をしてなるべく早く受診をされた方が良いでしょう。