教科書とかにあまり載っていないシリーズ。
男の子のウサギでは精巣の病気が知られています。
精巣が大きくなってしまうので
診断は難しくありません。
精巣というのは陰嚢という袋におさめられています。
この陰嚢がびよーんと伸びて
大きくダルダルになってしまうことがあります。
この現象、加齢に伴って大きくなることもあれば
上述の精巣腫瘍の腫大に伴って大きくなることもあります。
この大きくなった陰嚢が肛門に蓋をするように
ふさいでしまうことがあります。
こうなると盲腸便を食べることができないので
お尻周りがぐちゃぐちゃになってしまうことがあるのです。
この場合、いくらきれいに洗っても
根本解決になりませんから
毎回毎回汚れてしまうのです。
おなかの調子が悪いわけではありません。
解決策はやはり手術、蓋をしてしまっている部分を摘出すること。
一生の問題になりうることですから
じっくりと相談してください。