2021年12月19日

夜間診療が続いています (12/19 日記)

BUNNY GRASSです。







ここのところ夜間の診療枠が途切れません。

私自身過去に犬猫の夜間救急に携わったことがありますが

その時と比較しても

小動物は本当に急患でかつ、重症例が多いと感じます。








ウサギ

食欲不振が最たるものですが

これはあくまで症状。

その原因を探らないと治療が一辺倒になってしまいます。



ハムスター

低温にさらされて動けなくなってしまうもの。

救命しても脳へ障害が残ることもあります。

普段の室温管理は非常に重要です。




フェレット

中齢以降はインスリノーマが多発します。

低血糖発作に対する糖の経口投与はあくまで応急処置。

意識がない時に口へ投与するのは危険です。




モルモット

悲鳴をあげながら血尿が出たり

尿が出ていないと

尿道閉塞という重篤な状態の可能性があります。

緊急手術が必要です。







冬期は本来は産卵時期ではないため

ちゃんと産まれてくれない卵塞症が多発します。

保温をしっかりとやるだけで身体へのダメージを軽減できます。




デグー

不正咬合と感染が絡まった呼吸困難例が多いです。

治療と同時に給餌と酸素吸入が重要です。




診療対象動物すべてをいちどにはあげられませんが

温度管理をしっかりするだけでも

病気の重症化を防げることはできそうです。

よろしくおねがいいたします。









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posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする