BUNNY GRASSです。
ここのところ夜間の診療枠が途切れません。
私自身過去に犬猫の夜間救急に携わったことがありますが
その時と比較しても
小動物は本当に急患でかつ、重症例が多いと感じます。
ウサギ
食欲不振が最たるものですが
これはあくまで症状。
その原因を探らないと治療が一辺倒になってしまいます。
ハムスター
低温にさらされて動けなくなってしまうもの。
救命しても脳へ障害が残ることもあります。
普段の室温管理は非常に重要です。
フェレット
中齢以降はインスリノーマが多発します。
低血糖発作に対する糖の経口投与はあくまで応急処置。
意識がない時に口へ投与するのは危険です。
モルモット
悲鳴をあげながら血尿が出たり
尿が出ていないと
尿道閉塞という重篤な状態の可能性があります。
緊急手術が必要です。
鳥
冬期は本来は産卵時期ではないため
ちゃんと産まれてくれない卵塞症が多発します。
保温をしっかりとやるだけで身体へのダメージを軽減できます。
デグー
不正咬合と感染が絡まった呼吸困難例が多いです。
治療と同時に給餌と酸素吸入が重要です。
診療対象動物すべてをいちどにはあげられませんが
温度管理をしっかりするだけでも
病気の重症化を防げることはできそうです。
よろしくおねがいいたします。