2022年10月26日

日頃からやっておこう (10/26 日記)

BUNNY GRASSです。






エキゾチックと呼ばれる小動物の分野では

飼育環境の情報が欠かせません。





そういえば近年エキゾチックアニマルという言葉が

イベントなどでも広く用いられるようになってきましたが

獣医学分野では犬猫以外の飼養動物を指すことが多いので

すなわちウサギやセキセイインコもエキゾチックです。

だから即売会イベントでイメージされそうな

ミーアキャットやテンレック、ショウガラゴとかだけが

エキゾチックではありません。(もちろんこれらも診ますが)





話戻りましてこのエキゾチックの分野では

ちゃんと正しい環境で飼われているかが

重要で、間違っていると

病気の引き金になってしまうことがあるのです。

現在ではショップで購入した場合は

必ず説明義務がなされています。

ただ、ときが進んで高齢個体や持病をもったコでは

飼育環境にテコ入れが必要なこともあります。






ひと昔前は

どんな環境で飼っていますか?と

病院で図示してもらうことが多かったのですが

オリジナリティーあふれる画力の方もいらして

ときに伝わりにくかった

なんてこともありました。




今では写真一枚で情報がグンと多くなりますので

ぜひやっておいてもらうといいと思います。






携帯写真.JPG





気になる症状がとらえられれば

動画でもいいですね。








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2022年10月25日

はねについてるその2 (10/25 鳥)

BUNNY GRASSです。






前回のちょっと続きです。





かゆがっているのは

過剰な羽繕いで

病気ではない

と書きました。





じつは病気の時もあります。











AMBA0142.JPG







これはオカメインコについてた寄生虫です。






ハジラミ




といいます。

これは病害はすごい大きなものではないのですが

鳥がイライラしてしまうことが多いので

早急に退治したいものです。

見つけてしまえば駆除は難しくありません。





迎えたての若齢個体に多い印象です。






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2022年10月24日

はねについてる (10/24 鳥)

BUNNY GRASSです。






この時期換羽を迎えている鳥たちがたくさんいます。

羽繕いの頻度が多くなるので

これを見て

「かゆがっている」

と思われて来院するケースもあります。





はねの鞘の部分が壊れて新しいはねが出てきますので

その鞘の残骸が

「フケが出ている」

と見なされてしまうこともあります。






かゆがっていてフケが出ていたら

そりゃあ皮膚病だと思われても仕方ありません。

でも正常ですから当然薬は不要です。





特にオカメインコでは粉綿羽という白い粉状の

はねが床や衣類についたりしますので

これも心配されることがありますが

正常所見です。バタン類やモモイロインコでも多いです。





図17.JPG




黒い紙に載せてみました。








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