2022年10月06日

胸の中のいやなやつ (10/6 ウサギ)

BUNNY GRASSです。






犬猫と比較してウサギでしばしばみられる病気に

胸腺腫というのがあります。





ウサギは胸腺が成熟しても退縮しません。

その胸腺が腫瘍化すると

色々な不都合が起きてきます。




そもそもウサギは胸の中のスペースが

とっても小さいので

その中に大きな塊(この場合腫瘍ですね)が

ドンと占拠すると

心臓や肺が強烈な圧迫を受けます。




呼吸困難や血圧の関係で眼が飛び出るという症状が出ます。

そして随伴して食欲不振が起こります。



非常に厄介な病気ですが

頑張ってコントロールしているコもたくさんいます。





胸腺腫VD.jpg




治療前。黒い部分が空気なので

すごく少ないスペースで一生懸命呼吸しています。








胸腺腫治療後VD.jpg



治療後。黒い部分が広がりました。

呼吸もグッと楽になって食欲旺盛です。







治療ガイドラインがまだはっきりとしていない

難しい病気ですが、打開策はあります。

ご相談ください。






posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする