犬猫と比較してウサギでしばしばみられる病気に
胸腺腫というのがあります。
ウサギは胸腺が成熟しても退縮しません。
その胸腺が腫瘍化すると
色々な不都合が起きてきます。
そもそもウサギは胸の中のスペースが
とっても小さいので
その中に大きな塊(この場合腫瘍ですね)が
ドンと占拠すると
心臓や肺が強烈な圧迫を受けます。
呼吸困難や血圧の関係で眼が飛び出るという症状が出ます。
そして随伴して食欲不振が起こります。
非常に厄介な病気ですが
頑張ってコントロールしているコもたくさんいます。

治療前。黒い部分が空気なので
すごく少ないスペースで一生懸命呼吸しています。

治療後。黒い部分が広がりました。
呼吸もグッと楽になって食欲旺盛です。
治療ガイドラインがまだはっきりとしていない
難しい病気ですが、打開策はあります。
ご相談ください。