2022年10月09日

最初の皮膚疾患 (10/9 チンチラ)

BUNNY GRASSです。








環境がガラッと変わった時のことを考えてみましょう。

今まで慣れていた場所から新しい場所へ。

それが人の目にはグレードアップしている環境だとしても

動物たちにはそうとは限らないことがあります。

免疫低下を引き起こし様々な疾患が多発します。




その第一がお店からおうちへ来たとき。

家族にとっては皮肉な話ですが

そういうことがやっぱりあるのです。




イヌやネコでは下痢をしたり吐いたりしてしまうことがあります。

小動物では食欲不振。

仔ウサギや仔チンチラでは下痢はときに致命的です。




セキセイインコではメガバクテリア。

これも外側からは見えませんから非常に難儀です。



そして皮膚病。

ウサギでは梅毒。

モルモットではハジラミ類が多いです。



チンチラは皮膚糸状菌症。カビですね。

見るからに皮膚病だっていうコをお店は出すはずもないですから

上記のようなメカニズムで

おうちに来てから病気が発生することがあるのです。





P1100362 - コピー.JPG



眼の周り、口の周り、前あし、耳周り。

このあたりになんか変と感じたら

早めに受診してください。




皮膚糸状菌症はさほど怖くはないとされていますが

動物種を越えて感染するのが非常に厄介です。




そして




ヒトにもうつります!





posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | Small Mammal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする