2022年11月30日

秋冬に多発!卵詰まり (11/30 鳥)

BUNNY GRASSです。







鳥の卵詰まりは

読んで字のごとく

卵が産まれないことですが

非常に多くのファクターがあり、

その発生理由は一様には語れません。





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これはこんなところまで卵が出てきているのに

これ以上は産まれないというケースです。

卵殻が変成して壁に癒着してしまっているのです。

こうなると尿や便が通過できませんので

生命に関わります。

また、癒着している状態で無理に引っ張ると

大出血します。



この状態は産まれそうではなくて

産まれないのです。

緊急の受診が推奨されます。





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2022年11月29日

絞扼を侮らない (11/29 鳥)

BUNNY GRASSです。






絞扼

こうやく

と読みます。







糸やひもや繊維状のものが

脚などに絡まって

ぎゅーーーっとしまっていく現象です。




犬猫の現場ではめったに遭遇しませんが

小動物分野ではめちゃくちゃ多いです。

そして取り返しがつかなくなることもあります。





まず一番多いのが鳥。

インコでもフィンチでも家禽でも種類を問いません。

セキセイでもキンカチョウでもヒメウズラでもあります。

おもちゃに使われているひもや布の繊維、

巣材、なかには飼い主さんの髪の毛という事例もあります。








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もっとも有名なのがニュースとかで取り上げられる

カモメやウミネコなどの海鳥が

捨てられた釣り糸に絡んでしまうやつです。

いつの間にかぎゅーーと締まっていって

指やあしがもげてしまったりすらします。


これが飼い鳥でも起きるのですから

絶対に油断禁物です。

みつけたら受診がおススメです。

無理にはさみなどを用いると大惨事になりかねません。


また、ハリネズミ、フクロモモンガでも多発しています。

もぐりこむのが大好きな動物ですから

いつの間にか絡まって・・・ということがあります。


さらに、ヤモリなどの爬虫類では

自分の脱皮殻が指などに絞扼することもあります。




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2022年11月28日

はりにはりさす (11/28 ハリネズミ)

BUNNY GRASSです。









即売会イベントで大人気のハリネズミ。

この時期健診でたくさんの来院があります。






幼少期はダニの感染、カビの感染に要注意。

中齢以降は口の腫瘍や肝臓疾患。





特に肝疾患はあまり知られていないのに

けっこう遭遇するという

世の認知と現場の実際の違いがはっきりしている病気の一つです。






肝疾患の有効な検出の一つに血液検査があります。









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身体の小ささを検査手技のできるできないの

言い訳にはしませんが、

動物への負担は考えなくてはいけません。





検査の意義が負担より高いと見込める時に実施します。





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