2023年01月07日

みみがつめたい (1/7 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







よく聞くウサギの家庭でのチェック事項に

「耳の温度が低いと体調悪化のサイン」

というのを目にしたりしませんか?





間違ってはいないです。

その通りなんですが

気を付けないと言葉に振り回されます。




そもそもなんで冷たいの?

冷たいってなに?

どのくらい冷たいの?

これを言語にして診察室で回答できる人は

大いにチェック項目にして差し支えないでしょう。








耳介の血管.jpg






ウサギの耳です。

美しい血管です。ビューティフォーです。





ドクドク流れる血流はとてもあったかいのです。

その血管がもっとも身体の外側にあると言ってもいい場所が

ウサギの場合は耳なんですね。




そしてこの血流が乏しいときにあったかくはなくなります。

それが病気の時なのです。



ここで何度も紹介している急性胃拡張は

血流の低下が顕著です。

まさに「みみがつめたい」になります。

でもその前にウサギは動けません。

食べれません。便も出ません。

耳が冷たいかどうかよりも

顕著に家族なら絶対にわかる症状が出ます。

耳の温度よりもわかりやすい物差しがあるということです。



食べない飲まない動かない具合悪そう

でも耳はそんなに冷たくない気がするから

まあいっか


とはならないと思うのです。













posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする