2023年01月15日

またよくわかっていないやつ (1/15 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







またウサギの疾患シリーズ。






P1140194.JPG


ウサギの精巣。

左右の大きさが違いますね。腫瘍です。











ウサギの精巣腫瘍はもはや珍しくなくなりました。

寿命が延びて腫瘍年齢になってきているウサギが多いというのも

理由の一つに挙げられるかもしれません。





精巣腫瘍自体はイヌでは広く知られていて

その正体も分析されています。




ウサギでも病名はとてもポピュラーで

中〜高齢の男のコでは日常的に遭遇します。

ところがその挙動があまりよくわかっていません。





良性なのか悪性なのか

悪性だとしてもどういうのが多いのか

どのように身体を蝕んでいくのか

ほおっておいて大丈夫なのか

治療法はどのようなものがあるのか

予後に関係するのか





この辺がはっきりとわかっていないのです。

そのため明らかに精巣腫瘍をかかえていても

症状が乏しいからと

治療に進まないケースにも出会います。

これはちょっとおすすめできないのですが

個々で方針は異なって当然です。

診察室でご相談ください。









posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする