2023年02月18日

開けてみないと (2/18 ウサギ)

BUNNY GRASSです。






ウサギの避妊手術に取り組むときに

じつは病気になってたというのが

頻繁にあるため

こちらも緊張します。





術前検査で検出できる病変には限界があるため

いざ手術をしてみて初めて見つかるということがあるのです。








P2110705.JPG







これも若いコの避妊手術。

子宮がなんだかおかしいです・・・・












P2110706.JPG






これは子宮の内腔に膿がたまっていました。





子宮蓄膿症といって犬や猫ではよく知られた疾患です。

ところが犬猫で見られるような

多飲多尿

陰部排膿

白血球の上昇

食欲不振

などの代表的な症状、所見が

ウサギではほぼほぼ見られません。全くといっていいほど。

とても悩ましいのです。

これ、言い換えると




子宮の病気に関しては検査をしたので大丈夫





と言い切れないということでもあります。





でも検査が無駄ということでもないです。

ややこしいですが。

重症度、他の部位への波及、他の疾患の有無

これらを評価するうえでは検査は重要です。











posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする