ウサギの膿はほんとうに治りにくいです。
根尖膿瘍、胸腔内膿瘍、肺膿瘍、腹腔内膿瘍、足根部膿瘍・・
膿の性状がドロッとしていて固く、
これが薬が効きにくい理由の一つとなっているのです。
そして使える薬に限りがある点。
これもほんとうに悩ましい点です。
この場合のくすりとは抗生物質を指しますが
多くの種類の抗生物質は
ウサギのおなかの正常な菌まで殺してしまいますから
致命的な副作用が出ます。
でも、全てが治らない訳ではありません。
ひとつひとつひも解くように進めていけば
きれいさっぱり跡形もなく治るケースもあります。