2023年10月19日

ソアホック? (10/19 ウサギ)

BUNNY GRASSです。









あしの裏が赤い

という症状は

日常とてもよく聞く症状です。





とても有名な足底皮膚炎というのが診断されがちですが

あしの裏が赤くなるウサギの疾患は

それこそたくさんあります。




じつは腫瘍なんてこともありますし、

ウサギが自分で咬みむしっているなんてことも

珍しくありません。




当然、対処法が異なりますので

まずは診断が重要です。









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ウサギでは前あしに病変が見られた場合は

より注意

なケースがあります。

早めにご相談ください。







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2023年10月18日

外傷は時間がかかることも (10/18 鳥)

BUNNY GRASSです。








鳥のケガは骨折や脱臼ばかりでなく

皮膚表面に傷を負ってしまうことがあります。





おおもとに細菌やカビ、寄生虫の感染があったりすると

治療には時間がかかります。

また、血行を阻害してしまうような傷害

(よく見るのは絞扼や火傷)

があると、やはり治癒には時間がかかります。






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皮膚表面が再生していく間に

自咬してしまったり

化膿してしまったりしないように

厳重に取り組んでいく必要があります。






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2023年10月17日

最初は症状なしがふつう (10/17 ウサギ)

BUNNY GRASSです。









男のコのウサギの精巣腫瘍を診る機会が

明らかに増えています。




腫瘍はやはり高齢になると増えてきますから

寿命が延びてきたことも一つの影響かもしれません。




ウサギの精巣腫瘍はほとんど症状がありません。

日常何も問題がなく生活を送ることができます。





じつはここがポイントです。







症状がないので発見が遅れがちになってしまうのです。







どこかから血が出ている





という症状で来院するウサギの中の

何割かがこの精巣腫瘍です。

大きくなった陰嚢の表面が擦れてしまったり

切れてしまったり、

ウサギ自身が咬んでしまったりすることがあります。





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この出血はなかなか止まらないので

早急な処置を要します。





女のコの子宮疾患と異なり、

ネット上とかで出回っている情報が

診察室の実際と乖離している分野の一つとも言えます。

犬では前立腺疾患や会陰ヘルニアなど

予防しておくべき疾患が知られていますが

ウサギはほぼ報告がありません。

そのため病気は少ないと認識されているように感じます。





去勢手術を悩まれている方は一度ご相談ください。









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