2023年10月15日

膿瘍のさまざま (10/15 ウサギ)

BUNNY GRASSです。








ウサギの膿瘍は難治性疾患として知られていて、

その発生場所もさまざまです。

あごにできるのがもっとも著名で

その他、足の裏、指先、眼の下など

皮膚にできるものが多数です。




その中でも非常に厄介になるのが

体の中にできるもの。

胸腔内膿瘍や腹腔内膿瘍です。

膿は正体は細菌であることがほとんどなので

もし膿瘍が破れてしまったら

お腹の中に、胸の中に菌が撒き散らされてしまいます。



この場合は膿瘍の壁ごと、袋ごと

まるごとごっそり摘出しなくてはいけません。






慎重に、迅速に。









P1050220.JPG





膿瘍の内容物。大量の悪臭を放つ膿です。







体腔内の膿瘍は全身麻酔での手術になりますから

術前検査を含めて

事前にじっくりとご相談ください。







posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする