鳥の卵詰まり症例が頻発しています。
寒い時期に多発する疾患の代表格です。
卵を産むこと自体は病気ではないのに
上手に産まれないと
あっという間に命に関わるほどの
重篤な状態にもなりうるという
非常に警戒が必要な卵詰まり。
古来から油状のものをお尻に塗って
滑りをよくする
という方法がとられていたこともあるようですが
そもそもの鳥の卵管や総排泄腔の構造、
卵が排出されるメカニズムを考慮すると
全く推奨できません。
それでもおしりが油まみれのコが
たびたび来院されます。
迅速な受診が推奨されますが
どうしても病院へかかれないときは
保温が有効です。
治療手段にはなりえませんが
フォローしてあげるにはとても大切な方法です。
それだけで産まれてしまうこともあります。