2023年12月06日

切歯の不正咬合の考え方 (12/6 ウサギ)

BUNNY GRASSです。


12/7(木曜)は午後休診です。

外来診療はおこなっておりません。

入院管理は通常通りですが、

面会や夜間診療も実施しておりませんのでご注意ください。

ご迷惑をお掛けしますが宜しくお願い致します。






ウサギの前歯の異常は比較的見つけやすいかもしれません。

あくびをしたとき、飲水ボトルを使用しているとき、

ちらっと見えることがあるからです。




ただ、ちらっと見ただけで異常とわかるのは

相当悪くなってしまっているなど

状況が進行してしまっているからでしょう。





正しいかみ合わせは

上の歯が下の歯にちょっとかぶさるような形が

ウサギでは正常な咬合です。

ピッタリすき間なくくっついているのは

じつは正常とは言えません。




ただし、使い続けられてればいいのです。

(見解は獣医師によって異なります)

当院ではウサギの不正咬合の治療は

美容歯科ではありませんので

ウサギ自身にとって不具合が無いように進めていきます。



どういうことかの例をあげましょう。




P1240721.JPG






斜めになっていますね。でも上と下はなんとか咬みあっています。

しかも一朝一夕になった形状ではありません。

時間が経っています。つまり支障が出ていないのですね。

この場合、良かれと思って切ってしまうと

余計なズレを生じさせてしまいかねませんので

経過観察をとる場合もあります。








posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする