細菌感染を起因とした膿瘍の形成は
種々の動物で起こります。
哺乳類だけでなくて鳥類や爬虫類でも珍しくありません。
ただその性状は動物種によって大きく異なり
さらに個体によっても変化が見られます。
ウサギやモルノットではおおむね粘土のような
硬い性状の膿であることが多いです。
爬虫類ではさらに硬く、もはや固体といっても
いいくらいの正常です。
その場合は薬がどうしても効果が出にくく、
物理的に排除することを組み合わせて
治療をしていかなくてはなりません。
長期戦になるケースも多く、治療方針をしっかりと
たてて対策を練っていく必要があります。
いっぽう、フェレットでは液体状のケースもあり、
こちらは針で吸引できるようなこともあります。
いずれにせよ、複数の治療法を組み合わせると
有効なことが多いです。