2023年12月14日

かなり特徴的な (12/14 モルモット)

BUNNY GRASSです。






体表にできものがあるというのは

どの動物にもみられて

かつ来院理由として多いものといえます。




ウサギの膿瘍やカメの中耳炎

ハムスターの腫瘍やインコの尾脂腺腫瘍など

本当にさまざまです。




その中でモルモットの皮膚にできる腫瘍は

なかなか厄介な特徴を持っています。







P1240838.JPG






これは手術によって摘出したモルモットの腫瘍。

血管がたくさん見えますね。

このコのは良性の腫瘍でしたが表面がグズグズになって

大出血したのです。

良性だからといってほっておけない事例でした。

ガンじゃなければ大丈夫

とは必ずしも言えないのですね。




また、モルモットの皮膚は硬くて伸展性に乏しいので

縫合がとてもとても大変です。

この点だけを比較すると

ウサギやハムスターは非常に容易と言えてしまいます。

この点だけですよ。




そのためできものが大きくなってもう手術をしなくては



なんていう流れはモルモットの場合は

あまり推奨できないのです。







posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | Small Mammal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする