2024年01月13日

下あごの病変 (1/13 ウサギ)

BUNNY GRASSです。






病気の区別が難しい場所があります。

それがウサギの下あごの部分。

いろいろな病気がここに病変を作るからです。

正体を特定しにくいのです。




そもそもウサギの皮膚病は症状が似ていて

区別がとても難しいのですが・・・・・







P1250626.JPG






あごー






毛が抜けて地肌が見えていますね。

ちょっと赤くなってもいます。

そしてちらほらフケが見えています。







ここの部分は臭腺があって

少しぬれているのは正常です。

この点を病気と診断してしまうと

何をやっても治癒しません。正常ですからね。





臼歯の不正咬合があると

よだれが出てここに病変が出来ます。

根尖膿瘍なんて病気も同様です。

毛がぬれることで感染性の皮膚炎を起こしやすい動物ですから

それらもマークしなくてはいけません。

ダニ類の感染はこの部位は少ないとされていますが

全くゼロではありません。

感電などの事故を起こしているとここが腫れることがあります。




本当に色々あるのです。




そしてとてもやっかいなのが

原因が複数あることも珍しくないということです。

治療を重ねてやらなくては完治は望めません。

計画をしっかりとたてて相談しながら

投薬等を進めていけると理想的だと思います。





posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする