BUNNY GRASSです。
昨日に続いてウサギの膿瘍です。
これはあごにできた膿瘍。
見ての通り、膿の性状がとても固く
もはや流動性はありません。
このかたさが薬が効きにくい一因です。
さらにこの膿を包む壁(膿瘍壁)が
分厚くなっているので薬が届きにくいのです。
さらにウサギはこの膿の元凶たるバクテリアを
やっつける抗生物質の使用できる種類が限られています。
さらにウサギの身体は薬の濃度が上がりにくいと言われています。
つまり、犬猫と同じ量を服用しても全然効かないということです。
そうなると物理的に排出させるという方法を
組み合わせたりする必要がありますが
その方法は一様ではありません。
治療スタート時に方針をしっかりと相談して
取り組まれることをおススメします。