2024年03月16日

このこにもある (3/16 ハリネズミ)

BUNNY GRASSです。






雌性生殖器疾患というのは獣医療分野でも

頻繁に遭遇する疾患です。






ウサギの子宮がんや乳がん

ハムスターの子宮蓄膿症

モルモットの卵巣嚢胞

インコ類の卵塞症や卵管腫瘍





など本当に多いです。






人気のハリネズミでも知られています。

ウサギに並んで非常に発生率が高いハリネズミの子宮疾患。





その中でも超緊急手術をしなくてはいけないのが

子宮脱という病気です。





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子宮が脱出してしまうのは

イヌやネコでは分娩中や分娩後に多いとされていますが

ハリネズミではよくわかっていません。

当院で経験した症例はすべて未経産のコでした。



見るからに痛々しいですが治療法はあります。

外側に出ているのを処置するのではダメで、

手術によってお腹の中の部分を治療しなくてはいけません。

スピードが求められる治療です。













posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | Small Mammal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする