BUNNY GRASSです。
ウサギのソアホック、足底皮膚炎は
いまやとてもよく知られた疾患になりましたが
モルモットではまだまだ不明な点が多いです。
ウサギはそのほとんどのケースで
後ろ足の裏に発症しますが
モルモットでは前あしにできてしまうことも
珍しくありません。むしろ実感では前の方が多いくらい。
安易に抗生物質を投与すると
他の動物と違ってみるみる具合悪くなることがありますので
治療は慎重に進めていかなくてはいけません。
これは当院だけの経験ではなくて
学会で
「教科書通りに正しい投与法で治療が行われたとしても
モルモットの内服抗生物質は状態の悪化を招くことがある」
と紹介されたこともありました。
痛みが生じてくると
モルモットはあっというまに食欲がなくなりますから
その点を踏まえて治療にのぞむ必要があります。