2024年03月22日

まえあしにも (3/22 モルモット)

BUNNY GRASSです。











ウサギのソアホック、足底皮膚炎は

いまやとてもよく知られた疾患になりましたが

モルモットではまだまだ不明な点が多いです。






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ウサギはそのほとんどのケースで

後ろ足の裏に発症しますが

モルモットでは前あしにできてしまうことも

珍しくありません。むしろ実感では前の方が多いくらい。






安易に抗生物質を投与すると

他の動物と違ってみるみる具合悪くなることがありますので

治療は慎重に進めていかなくてはいけません。

これは当院だけの経験ではなくて



学会で






「教科書通りに正しい投与法で治療が行われたとしても

モルモットの内服抗生物質は状態の悪化を招くことがある」




と紹介されたこともありました。




痛みが生じてくると

モルモットはあっというまに食欲がなくなりますから

その点を踏まえて治療にのぞむ必要があります。







posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | Small Mammal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする