2024年04月09日

ぬれているのは (4/9 ウサギ)

BUNNY GRASSです。









ウサギのあごが湿っていた場合、

いろいろな異常が考えられます。

その中でも代表格を。






ひとつは異常ではないという場合。

下顎腺という臭腺がありますので

ちょっと湿っているのは正常です。

これが個体によっては

けっこう幅があるので

じつはわかりにくいかもしれません。

正常ですのでもちろん治療は必要ありません。







そして本当に異常の場合。






P1000269.JPG




アップすぎてわかりにくいかもしれませんが

ウサギの下あごです。びちゃびちゃですね。




この場合は臼歯の不正咬合が

疑う疾患の筆頭です。

奥歯のかみ合わせが悪いと

よだれが大量に出ます。

このびちゃびちゃはよだれなのです。




ウサギの不正咬合は

今やWEB上でも情報が飛び交っていますが

その病状は一様ではありません。

食欲不振にならないケースも

歯の位置や長さ形によってはありえるのです。

この場合は

食べているからと

放置してしまうと根尖膿瘍や湿性皮膚炎を

容易に引き起こしてしまいかねませんので

注意が必要です。





posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする