出血をしたといって緊急来院するケースは
連日後を絶ちません。
あたりまえですが
どの動物においても出血が見られたのなら
出血部位の特定が大切です。
止める場所が分からないとどうにもなりません。
外側、つまり見た目でわかるのは
爪の損傷
鼻血
歯ぐきからの出血
体表の外傷
などが遭遇することの多い例ですが
見えない場所、つまり体内からの出血だと
緊急性が高まってしまうことがあるのです。
これはハリネズミの飼育ケージで見つかったタオル。
ハリネズミの身体の大きさを考慮すると
相当な出血量です。
身体の中からの出血は
血尿
血便
そして圧倒的に多いのが子宮出血です。
この場合は緊急手術が適応となります。
やはり大きく腫れてしまっていました。