2024年08月31日

台風の影響か (8/31 日記)

BUNNY GRASSです。







皆様、台風の影響はいかがでしょうか。

柴又周辺、東京東部でもかなりピンポイントで

天候がコロコロ変化して

来院をすすめるのを考えさせられる状況もあります。



ただ、外来は急患が多くなっていて

通院の難しさから入院に切り替えているコもいます。



この時期に意外と盲点となるのが

保温の不足です。

環境気温がかなり変化して

それがトリガーとなって発症してしまうケースが

激増しています。




週末は在宅にせざるを得ない方も多いと思いますので

今一度飼養環境を見てみてください。








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2024年08月30日

似ているけれど重さがちがう (8/30 鳥)

BUNNY GRASSです。







インコ類で診察機会が多いものに

羽が抜けている

という症状があります。






哺乳類でいえば脱毛症なのですから

皮膚病である可能性が高いです。





ところがインコ類の場合、そのほとんどが

自ら羽を抜いている

「毛引き症」

というものだったりします。





よーく診るのですが

原因特定が困難で完治は大変です。

でも、鳥自身に害がないことがじつはほとんどなのです。





ところが羽以上にかじってしまうもの。

これが自咬症です。






P1010008.JPG





これは脇の部分です、皮膚がえぐれてしまっています。





こうなると痛みや出血など

問題がたくさん出てきてしまいますから

即治療が必要になります。





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2024年08月29日

見えてるものより隠れているもの (8/29 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







ウサギの切歯の不正咬合は

かなりの長さに伸びてしまっても

じつは食欲は落ちません。

ジャマなだけで奥歯で食べることができるからです。

ここが臼歯の不正咬合と異なるところ。

つまりは歯が痛いのではなく、

伸びた歯がどこかを傷つけることで

症状が出るのです。

これが不正咬合の本質です。





すなわち

なんか形が悪いから

整えるために切っときましょう

という治療に即効性はないということになります。

(将来的な予防にはなります)



切歯はめちゃくちゃに伸びても外へ伸びていくことが多いので

傷がつきません。

この場合、食欲不振は他に原因があるかもしれません。





ところが



P1040238.JPG





このケースでは上の歯が下へ伸びていって

くちびるに潰瘍を作っています。

白くなっているところが病変部です。

こうなると食欲は落ちてしまいますので

すぐに治療を加えてあげましょう。




治療は5秒で終わります。






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