2024年09月30日

ご長寿 (9/30 デグー)

BUNNY GRASSです。








どの動物も飼育技術やその情報、獣医学の発展によって

寿命が延びてきています。






特に当院で目立つのがご長寿デグー。

7〜8年くらいのコが

ここのところ通院しています。





歯の病気や糖尿病などが有名ですが

寿命が延びてくると

やはり腫瘍性疾患が増加してきます。







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こと腫瘍となると

デグーの獣医学ではまだまだ不明な点が

多いのが現状ですから

治療方針を綿密に相談してください。




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2024年09月29日

どうしても減らない (9/29 ウサギ)

BUNNY GRASSです。








うさぎのケガによる来院が減りません。

ここのところ続いています。





骨折や爪折れ等

どうしてもハプニング的に起こってしまうものも

ありますが

感電や踏んでしまった、

同居動物にやられた

など

回避できたのではないかというケースは

なんとかしてあげたいですね。







P1040254.JPG






これも同居動物にやられてしまったケース。

ギリギリ失明は免れましたが

まぶたが裂けてしまいました。






ケガは治すことができることが多いですが

問題はもう一つ。

これらを引き金に食べなくなってしまうことです。

そうなるとまたそちらの治療が必要になるのです。









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2024年09月28日

おなかがおおきい (9/28 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







ウサギのおなかが大きいと思われたときは

いろいろと考えられることに注意しなくてはいけません。



おなかがおおきい

はそもそもが主観的な評価なので

第三者の目が入った方が診断精度は上がります。

受診した方がまず確実かと思います。







最警戒は急性胃拡張。

この場合はまず食べません。

ここがカギ。

おなかを探る必要はありません。

症状を見ましょう。





ただの肥満。

元気です。ただ元気が無くなると

じつはたちまち恐ろしい病気への警戒を

強めなくてはいけません。

それは主に肝リピドーシスという病気。

うさぎの命を脅かす病気のワースト上位です。





子宮腫大。

じつはけっこう多いこの状態。

それもいろいろなパターンがあります。









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大きなかたまりの子宮ですが

じつは大部分が付着した脂肪。

これは病気ではありません。

(手術は大変です)







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たいへん仰々しいですがこちらも子宮。

これは子宮そのものが大きくなった

子宮のガンです。






この二つの写真のコは



おなかが大きい気がする




という同じ理由で同日に来院されたうさぎです。

(ともに食欲はあるのです)






やはり気になった場合は受診が一番ですが

すぐ動けない状況の時は

とにかく食欲を見てください。

うさぎの場合はその点が最重要です。













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