2025年03月02日

ここにも犬猫と異なる構造 (3/2 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







哺乳類の子宮は




ふたまたに分かれていて

その先に卵巣が付いている





ほとんどの種類で

こんな文章で表現されます。



もちろん、大きさや形状は異なりますが

おおむね基本構造は一緒です。






ウサギの子宮と卵巣の場合、

犬猫と異なるのは

子宮から卵巣にかけての繋がり方。








P1090628.JPG







子宮から卵巣に至るまでに

巻物のように一回ぐるっとしてから

卵巣にたどり着きます。







ここが手術の際のポイント。

この細い部分はとても脆いので

犬猫の手術のつもりでやると

ちぎれてしまったりします。

出血も怖いですし

卵巣の取り残しが起こりえます。





飼い主さんは別に知らなくても大丈夫ですが

獣医師はぜひ知っておいてください。

最近若い先生にコツをよく聞かれます。

まさにここがポイントです。

(犬猫ではけっこう引っ張っても大丈夫です)





posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする