じつは区別は難しい （4/30 ウサギ）

BUNNY GRASSです。







ウサギの下痢、軟便を理由に来院されるケースは

毎日のようにあるのですが






じつは

そのやわっこい便だけを見て

診断を下すのはとても難しいのです。

盲腸便を踏んづけたやつなのか、

ブドウの房状がばらけた上でつぶれたやつなのか

見た目ではわかりにくいです。




これを下痢と診断してしまうと

なにをやっても治らないです。病気ではないですから。




なので見て欲しいのはまず食欲。

食欲がなければどのみち治療が必要です。



あともう一つがコロコロの便も出ているか。

それも出ていればまず問題ありません。











これもまさにそのケース。

端っこにコロコロの便が見えますね。

無治療で全く問題ありませんでした。

連休も通常診療です （4/29 鳥）

BUNNY GRASSです。







当院はゴールデンウィークも休みなく通常診療です。

お電話にてご予約の上、ご来院ください。






ウサギの胃拡張と並んで

鳥の卵問題が多発しています。もう、毎日来ています。





卵塞症の症状は食欲不振、元気消失、腹部膨満など

これといったわかりやすい症状が出ないというのが

じつは盲点です。非特異的症状といいます。













こういうのも異常な卵です。

何か異変を感じたら基本的にはご来院を推奨します。





卵ができることは病気ではありません。

でもあっという間に命に関わることもあるという

ほんとうにややこしい問題なのです。

どうにかして知って欲しい （4/28 ウサギ）

BUNNY GRASSです。





ゴールデンウィーク中も当院は通常診療です。






ウサギの子宮疾患。知名度は高い病気ですが

無症状の場合でもこんなことがあります。














手術中の写真です。

わかりにくいかもしれませんが開腹して

すぐに大量の腹水が見つかりました。

悪い病気を示唆します。







摘出した子宮です。










正常な部分がないくらいに変性していました。





血尿などがない状況でも

こんなことがあるのです。

無症状だと発見がどんどん遅れていきます。

どうか知って欲しいのと

健診を受けていただきたいです。