柴又は台風も過ぎて急激な気温の上昇を見せています。
ここ数日の温度変化のせいか
体調不良の動物の来院が続いています。
特に鳥では持病の悪化なんてものもありますが
非常に多いのが「卵が産まれない」というやつです。
卵詰まり、病院では卵塞と呼ぶこの病態は
一般に思われているよりもずっと危険で
時間の経過がものすごく早いのです。
閉塞した卵は内臓を強く圧迫しますので
早急に取り除かなくてはいけません。
しかし卵が大きすぎるとグリグリ卵をいじればいじるほど
その圧迫と痛みによって母体は弱るばかりです。
ときに薬で反応を待つ、ときに帝王切開
ときに卵を壊して摘出しなくてはいけないのです。
産まれない場合は早めの受診を検討してください。