2018年11月23日

多発しています (11/23 ウサギ)

BUNNY GRASSです。







急性胃拡張を発症して

緊急来院するウサギが非常に増えています。

11/22だけでも6件もありました。

この疾患は当院ではほかの消化器疾患と

区別するためにこの呼称で説明していますが

急性うっ滞

急性胃うっ滞などと呼び名が統一化されていません。






QLATE.jpg






急に食べなくなるのが特徴ですが

排便もゼロになることがほとんどです。

触診で分かると言われがちですが

正確に診断するのがとても難しいです。

治療はやはり診断ありきの方が確実ですので

当院では少なくともレントゲンは推奨しています。









QLATE - コピー.jpg





赤丸が膨れ上がった胃です。





今回は黄色の棒に注目してみましょう。

この黄色、この位置に大動脈、大静脈という

身体の幹をなす太い血管が走行しています。

その血管がパンパンの胃で

つぶされてしまうのです。





ジャージャー流れている水道ホースを

踏んでしまっている状態とイメージしてみて下さい。





そのため循環不全という状態に陥ります。

循環不全は血液が各臓器に提供されにくくなるので

その臓器が壊れていきます。

これが恐ろしいところ。

このチェックは血液検査が有用です。





この疾患はウサギ獣医療で汎用される

ある種の消化器の薬は禁忌とされています。
(当院が特別うたっているわけではなく、じつは教科書にも書いてあることです)





食べないのでとりあえず薬飲ませた




というのが危険なこともあるのです。






posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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