2020年06月12日

犬の子宮疾患と比較してみる (6/12 ウサギ)

BUNNY GRASSです。










多発するウサギの子宮疾患。

子宮疾患と言ってもいろいろとあるのですが

そのほとんどが子宮のガンです。

今回は違う観点から見てみます。











P1010879.JPG














獣医療の進んでいる犬ではどうでしょう。

犬では子宮ガンもありますが

最も多いのが子宮蓄膿症という病気です。

子宮が腫れてしまうという点と

好発する点では似ていますので

ちょっと比較してみましょう。

(実際に教科書とかでもよく比較されがちです)








まず、症状は

食欲不振、元気消失、発熱が知られています。

ウサギではそのどれもがほぼ起こりません。
(食欲が低下している場合は重度の貧血が起きている可能性があります)



多飲多尿というのも有名です。

これもウサギではやはり起きにくいです。



陰部から膿が排出されます。

ウサギの子宮ガンではこれは起こりません。







診断するにはまず血液検査。

白血球が増加します。

ウサギではこの白血球の感度が高くありません。

指標にはできないと言ってもいいでしょう。



急性期タンパクというちょっと特殊なマーカーが

高値を示します。

ところがウサギでは高い低い以前に

検査自体することが出来ません。




超音波検査では

液体が貯留している像が見られます。

超音波は液体の描出に非常に有用ですから

子宮蓄膿症の診断にはとても重要です。

ウサギの子宮ガンでは液体が貯留するものも

しないものもあります。





これはほんの一部ですが

犬の子宮蓄膿症とは症状と診断法が異なるために

発見が遅れてしまうことになりかねません。
(特に症状が目立って出ていない場合)









posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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