今年は避妊手術の依頼が多いです。
病気の予防のために取り組むのはとてもいいと思います。
なかなか解明が進んでいないウサギ獣医療ですが
子宮の病気が多く、ほとんど悪性のガンということは
もうわかっています。
犬や猫をメインに診ている先生から
ウサギの避妊手術のコツを教えてほしい
なんて聞かれることがあります。
もちろん気を付けたいポイントはたくさんあるのですが
手術手技を考えると
その組織の脆さがポイントになるかもしれません。
引っ張ると卵管や子宮が断裂してしまうことがあります。
キレイな若いウサギの子宮です。
矢印。
じつは卵管は長く、たたまれるようにして位置しています。
ここがちぎれてしまうと
卵巣遺残
なんてとんでもないことにもなりますから
そおっと
取り扱うのがポイントです。