2024年02月15日

なんでだろうをおいかける (2/15 ウサギ)

BUNNY GRASSです。









ウサギの不正咬合は



・伸びた歯が組織を傷つける

・痛くて食べられない




というのがもっとも一般的な病態です。





ですから




・伸びてしまった歯を切る、削る

・傷ついてしまった組織を修復する





これがセットです。

(うっ滞を二次的に引き起こしてしまっていたら

そちらの治療も必要になります。だからこそ上記二点で済むように

早期治療が重要なのです)








ところがこんなケースもありました。




P1260286.JPG





ウサギの口の中です。のぞきこんだところ。

最深部に深い傷が見えます(青マル部分)。

それなのに傷を付ける伸びた歯が

この画面ではどこにも見当たりません。



これだといくら専用のカッターを口の中に挿入しても

無意味です。切る歯がないんですから。



こういう場合は麻酔をかけてでも

くまなく歯をすべて観察する必要が出てくることもあります。

診断と治療を同時にやるのです。

保定時間、麻酔時間、診断から治療まで。

ウサギはスピードが命です。

ヒトの救急救命医も常にそうなんじゃないかと思います。











posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | ウサギ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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