2024年02月25日

たまごのもんだい (2/25 鳥)

BUNNY GRASSです。








連日のようにではなく

まごうことなく連日

卵詰まりで来院する鳥がいます。





ときどき自宅でトライしてみたのか

おしりが油まみれになって

来院する鳥がいます。



これ、昔から知られている民間療法ですが

解剖学を考慮してみてもまったく効果はありません。

ただのイメージです。




卵が狭い通り道に詰まっている、だから滑りをよくするといい




というのがそもそも間違っています。

卵はそういうふうに産まれるのではないのです。

それどころか消化管の逆蠕動と呼ばれる動きが

鳥に重篤な状態をもたらす可能性すらあります。




産卵されない理由は一つではありません。

手で出す処置もなんでもかんでも適用にはなりません。

見極めないと本当に亡くなってしまうことがありますから

慎重な観察が必要です。






有名な用手摘卵術。

処置そのものよりも上述の適用の見極めが肝心です。








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posted by BUNNY GRASS at 00:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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