BUNNY GRASSです。
連日のようにではなく
まごうことなく連日
卵詰まりで来院する鳥がいます。
ときどき自宅でトライしてみたのか
おしりが油まみれになって
来院する鳥がいます。
これ、昔から知られている民間療法ですが
解剖学を考慮してみてもまったく効果はありません。
ただのイメージです。
卵が狭い通り道に詰まっている、だから滑りをよくするといい
というのがそもそも間違っています。
卵はそういうふうに産まれるのではないのです。
それどころか消化管の逆蠕動と呼ばれる動きが
鳥に重篤な状態をもたらす可能性すらあります。
産卵されない理由は一つではありません。
手で出す処置もなんでもかんでも適用にはなりません。
見極めないと本当に亡くなってしまうことがありますから
慎重な観察が必要です。
有名な用手摘卵術。
処置そのものよりも上述の適用の見極めが肝心です。
2024年02月25日
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