ウサギの精巣腫瘍が続いています。
季節は関係ないのですがなぜか続いています。
それなりの年齢にならないと見かけないので
寿命が延びてきたんだなと実感する疾患でもあります。
ただ、症例数が増加するにつれ
わかってきたこともあります。
女のコの子宮と違って
いきなり出血するようなことはありませんが
昔ほど
良性腫瘍ばかり
とは言えなくなってきました。
悪性のガンもそれなりに遭遇します。
それでも外貌からは判別できないので
これは悪そう
こっちは良さそう
とかを言えないのです。
家庭でどうやって見つけるか?
大きさに基準があるわけでも
硬さでわかるわけでもありませんので
一番良いのは左右の大きさを見比べることです。
じつは小さいほうが悪性の腫瘍だった
なんてこともあるくらいですから
まずは異常を見つけることが最も重要です。
定期的な健診で受診されているコはほぼ心配ありません。
当院では必ずチェックする項目です。