哺乳類の子宮は
ふたまたに分かれていて
その先に卵巣が付いている
ほとんどの種類で
こんな文章で表現されます。
もちろん、大きさや形状は異なりますが
おおむね基本構造は一緒です。
ウサギの子宮と卵巣の場合、
犬猫と異なるのは
子宮から卵巣にかけての繋がり方。
子宮から卵巣に至るまでに
巻物のように一回ぐるっとしてから
卵巣にたどり着きます。
ここが手術の際のポイント。
この細い部分はとても脆いので
犬猫の手術のつもりでやると
ちぎれてしまったりします。
出血も怖いですし
卵巣の取り残しが起こりえます。
飼い主さんは別に知らなくても大丈夫ですが
獣医師はぜひ知っておいてください。
最近若い先生にコツをよく聞かれます。
まさにここがポイントです。
(犬猫ではけっこう引っ張っても大丈夫です)