ひと昔前と異なり、
飼育方法が向上した結果、
すべての動物の寿命が延びています。
そうなると対峙しなくてはいけない
病気があります。
腫瘍疾患です。
腫瘍は大きく悪性と良性があって、それぞれ性格が違います。
良性であっても迅速に手術を含めた治療を
考えなければいけないケースがあります。
それはできものが壊れたとき。
表面から出血していれば悪性も良性も関係ありません。
すぐに止血をしなくてはいけないのですが
腫瘍の表面は血が止まりにくいのです。
そうなると根こそぎとってしまう外科手術が適応になりますから
思い切って麻酔をかけて手術に臨むか
温存療法で血が出ないことを祈るか(完全止血は難しいです)
英断を迫られます。
どちらが正解とは非常に難しく、言い切れませんが
普段からこういうときはこういうふうに治療に進もう
と、かかりつけの先生と相談しておいた方が良いと思います。