ウサギ梅毒、トレポネーマ症と呼ばれる
ウサギ特有の病気は
ひと昔前よりもちょっと手ごわくなってきました。
病状自体は変わらず、命を直接脅かすわけではありませんが
対策が難しくなってきています。
まず、診断方法はいまだ確定診断は難しいです。
血液を用いた検査でも検出率は高いとは言えません。
また特殊な病原体ですので
動物病院に置ける一般的な顕微鏡では
見つけることも出来ないのです。
そして治療ですが
苦い薬を回数多く、容量も多く飲ませなくてはいけません。
さらにこの薬の流通が現在とても少なくなっています。
昔は甘いシロップタイプが汎用されていたために
難しくない病気だったのですが
今は投薬の難しさにより
治りきらなかったり
再発してしまったりというケースによく遭います。
即日特効薬というのが残念ながらありませんので
治療プログラムを獣医師としっかりと確認しながら
取り組んでください。
治る病気です。

