BUNNY GRASSです。
先日テレビで動物から人へ感染する病気を特集していました。
私も取材を受けたばかりですので
ちょっと記してみます。

テレビではまず猫からのパスツレラ菌感染がありました。
パスツレラ菌はさまざまな動物でみられる菌ですが
エキゾチック分野で著名なのは
ウサギのスナッフルでしょう。
鼻炎や上部気道炎の総称であるスナッフル。
ウサギでは重度だと慢性化し、肺炎を起こすことがあります。
早期に適切な抗菌薬を用いることで治療が可能です。
次にハトから工場に蔓延したオウム病。
特殊な病原体が原因となるオウム病は
オウムだけでなくあらゆる鳥に感染します。
便に排泄される病原体は乾燥に強く、
乾いた便が粒子になっても
感染力を持つという怖いものです。
テレビでは怖さがクローズアップされていましたが
鳥に感染しても治療法はあります。
セキセイインコでもオカメでも
タイハクオウムでも治療はできます。
ここをどうか知ってほしいです。治るのです。
そしてミドリガメのサルモネラ菌。
ミドリガメ以外にだって普通にいます。
ミドリガメに付着していたサルモネラ菌を
飼っていた子供が手に付けてしまい、
それが口から感染してしまったという事例でした。
お気づきでしょうか?
上の写真の新聞記事にも書いてあります。
動物に触れたら手を洗えばいいのです。
「ミドリガメはペットショップに返しました」
さらっといい感じ風にまとめていましたが・・・
当院にはスタッフより年上の20歳越えのミドリガメがたくさん来院します。
それはそれは大切に飼われていますよ。
もうそれだけで感動します。
posted by BUNNY GRASS at 00:00|
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