2023年11月26日

はねのいろ (11/26 鳥)

BUNNY GRASSです。










寒いです。警戒です。

夜間回診が終わらないくらい入院が増加しています。

常食の動物たちは食欲不振になると

どうしてもこまめなケアが必要になります。








鳥の羽は一定の期間で生え変わります。

いきなり全部が抜けるわけではありません。

(それでは飛べなくなってしまいます)





そしてその羽に異常が出てくることがあるのです。










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これはコザクラインコ。

さまざまな色があって鮮やかですが

メッシュのように入っている赤色はいただけません。

これは病気が示唆されるのです。





こういう場合は受診して相談してもらえるといいと思います。

あまり症状が表面に出てこない病気の代表格です。





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2023年11月25日

視診はたいせつ (11/25 鳥)

BUNNY GRASSです。







寒くなってきました。

夜間回診は空調・温度チェックも当然に行われます。

同様にご自宅でもお願いします。

この金曜日もやはり予想通り午後から急患が多かったです。









鳥の来院頭数トップ3から外れることのない

人気のブンチョウ。





他の動物に比べて格段に小さいので

色々と難儀します。

過緊張性に発作を起こしたりすることがあったりして

診察は常に緊張もありますが

触診する前に必ず外貌チェックが必須です。












P1240473.JPG








ブンチョウの眼の周りとクチバシの色は

血色の赤色。

このコはずいぶん薄いですね。

貧血を起こしていることが示唆されますので

触ろうとしてストレスをかけ過ぎると

チアノーゼを起こしてしまうこともあります。

素早く慎重に進めなくてはいけません。








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2023年11月24日

この歯も伸びる (11/24 ハムスター)

BUNNY GRASSです。







ウサギの不正咬合は何度も取り上げています。

奥歯が伸びる動物はモルモット、チンチラ、デグーなど。

前歯だけ伸びるのがリス、ジリス、そしてハムスター。






ハムスターの切歯の不正咬合は

ウサギと比較してあまり問題視されないような印象ですが

ウサギ以上に採食に支障が出ることがあります。





ご飯をやたらにこぼすことが多くなった

食べているはずなのに痩せている

水をやたらに飲む




この辺りの症状が意外な感じがしますが

切歯不正咬合の症状です。







P1240423.JPG






こんな感じで内側に反り返っていって

粘膜に刺さってしまうことがあります。

酷いケースだと貫通して顔へ飛び出してしまうのもいます。

(ほんとうです)





家庭では実はチェックしにくい部位なので

健診時に必ず見てもらうといいと思います。







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