2017年12月01日

ツメダニを極めるF (12/1 ウサギ)

BUNNY GRASSです。





ウサギツメダニ、ラストです。






AMBA0057.JPG






さあ、ウサギに寄生しているやつは駆虫できた。




無事にこれにて治療終了となるのですが知っておきたいことを2つ。






まず一つ目。





人にうつります。






人獣共通感染症、ズーノーシスとも呼ばれています。





この点は動物を飼ううえでしっかりと認識しなくてはいけないと思います。




ここで、ややこしいけど思い出してください。





ウサギツメダニは全ステージをウサギの体表で過ごしているはずでした。



だにんだに - コピー.jpg




おとなと卵が一緒の空間に!





餌はウサギの皮膚の組織液です。吸血して飛んでいってしまうノミとは異なります。





なのでウサギ以外の動物に感染することはないはずなのですが






一時的に飼い主の皮膚に感染することがあります。








ウサギツメダニは人の身体に感染していると
「ウサギの組織液」という餌が無くなることになるので世代交代ができません。





ウサギをしっかり治療すれば人の病害は無くなります。





人にうつるというと怖いものを想像されがちですが
この点は誤解のないようにきっちり知っておいてほしいポイントです。








二点目も大事なことなのでやっぱり明日に繰り越します!








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2017年11月30日

ツメダニを極めるE (11/30 ウサギ)

BUNNY GRASSです。










ウサギツメダニ。



ウサギツメダニ.jpg







さあ、正体も分かった、検出もできた、





となると次はやっつけなくてはいけないわけですが





ここにもポイントがあります。





ウサギツメダニは卵〜幼(若)ダニ〜成ダニの全ステージを





ウサギの体表で過ごすわけですが





だにんだに - コピー.jpg







薬剤を投与した場合、幼(若)ダニと成ダニは速やかに駆除されますが





卵は非常に安定した状態ですので薬剤が効かない、もしくは抵抗性が強く




駆除しきれないということがあります。




そのため卵が孵ってから繰り返しの投与が必要になってくるのです。





ここでまたポイント。





ダニの生活環を考えなくてはいけません。






生活感ではありません。生活環、ライフサイクルです。






薬剤でやっつけにくい卵がいったいいつになったらダニになるんだということです。






カブトムシで考えてみましょう。





カブトムシは夏に成虫がいます。樹液を吸って短い生涯を終えるのですが




卵は土の中にいて、数週間で孵化します。幼虫は腐葉土を食べて




脱皮を繰り返して大きくなっていきますが、冬は幼虫のまま土の中です。



翌春にさなぎになって(これを完全変態といいます)夏にカブトムシとなって土の中から出てくるのです。





一年かかるんですね。世の中にはもっとかかる種類もいます。




モンシロチョウをいつでも見かけるのはこの生活環が短いのです。





さあ、ウサギツメダニに戻りましょう。





ウサギツメダニの生活環は約3週間〜5週間です。





もうわかりましたか?






薬剤は一回目を投与したら二回目は約3週間後ぐらいに投与するのが良いのです。





これは教科書でも推奨されている治療法です。







さあ、長かったツメダニもいよいよ終盤です。





ちょっと盲点を解説します。





続く!






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2017年11月29日

ツメダニを極めるD (11/29 ウサギ)

BUNNY GRASSです。





さあ、まだ続くウサギツメダニ。





症状を疑ったら証拠が出てこなくては確定診断とは言えません。




そこで検査をするのですが、ここで一つポイントが。









「ダニの検出率は100%ではない」








ややこしいですね。






検査でこういうのが出れば



AMBA0065.JPG





もしくは





ツメダニ卵.jpg




卵が出ればもう間違いないのですが









ウサギの身体にダニがいたとしても





検査部位に検査の時にダニがいなければ検査は陰性となってしまうのです。





もちろん獣医師はそれを見越して検査をするのですが





やはり検出できないこともあります。





これは見逃しとか検査手技の問題とはまた別次元のことなのです。





そこで「試験的治療」を行うこともあります。





次回は治療です!




もうちょっと!






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